サイコロの目の出方(1から6まで均等な分布)や、年収の分布(一部の人が極端に高く、左に偏った歪んだ分布)など、世の中には正規分布ではない分布がたくさんあります。
その分布から、例えば30人分のデータをランダムに選びます。
次に、その30人の「平均値」を計算して記録します。
この「30人選んで平均をとる」という作業を、何千回、何万回と繰り返します。
集まった「大量の平均値たち」をグラフにすると、元のデータがどんな形(均等、歪んでいるなど)であっても、きれいな左右対称の山型の曲線(正規分布)になります。
これをベルカーブ(釣鐘型カーブ)いいます。
数学的定理としては、「中心極限定理」と言います。
中心極限定理(ちゅうしんきょくげんていり、Central Limit Theorem / CLT)とは、確率論・統計学における最も重要な定理の一つで、「元のデータの分布がどんな形であれ、そこから大量にサンプリングして平均をとると、その平均値の分布は『正規分布(ベルカーブ)』に近づく」という性質を指します。
統計学やデータ分析において、母集団全体のデータが手に入らなくても標本(サンプル)から全体を推測できるのは、この定理があるおかげです。
結局、私達は偶然だと思って投げているサイコロも、回数を増やせば増やすほど、この中心極限定理にはまっていくという事になります。
この宇宙は、偶然で出来上がっていません。
全て、必然によって宇宙は統治されているのです。
これが「偶然も重なれば必然となる」という真の意味なのです。
