あの世のパスポート

あの世のパスポート

仏教には「喜捨(きしゃ)」という言葉があります。これは「喜んで捨てる」という事ですが、「布施(ふせ)」と同じことを言っています。布施とは「仏教において、他者に利益や安らぎを与える『施し(ほどこし)』のこと」です。悟りに至るための修行(六波羅蜜)の一つとされ、「執着心を捨てて、他者のために尽くす行為」を指します。こうした尊い行為は、やがては自分に返ってくると、お釈迦様を説いていました。どういう風に返ってくるかと言うと、布施や喜捨をした場合、「あの世のパスポート」といわれる「あなたの履歴書」に、そうした尊い行為が記されていきます。そのパス...
老いて学べば

老いて学べば

「この世で学んだことは、あの世に持って還れる」と、皆さんは聞いたらどんな事を思うでしょうか。「そもそも、あの世があるかどうかも分からないからナンセンス。」と言いたくなる方も、いらっしゃるでしょう。そう言う方は「死んだら何もかも終わり。ただほんの少しだけの灰が残るのみ。」とお考えの方達でしょう。そのように信じていた時期も、私にもありましたが「それでは余りに虚しい人生。せっかく努力精進、泣きながら苦労してきたのだから、報われることがあっても良いんじゃないか。」と思った時に、俄然「死」について勉強する気になりました。「あの世があると仮定した...