言語的相対論

言語的相対論

言語相対論(サピア=ウォーフの仮説)は、使用する言語の構造が、話者の認知や思考に影響を与えるという言語学・心理学の理論です。言語が思考を決定するという「強い仮説」は否定されていますが、言語が思考に影響を与えるという「弱い仮説」は、色認識や空間認識の分野などで現代も支持されています。簡単にいうと「例えば、色の言葉が多い言語を使っている民族ほど、その色の違いを理解している。」などが良い例です。因みに、日本の伝統色(和色)は、季節や素材に由来するものが非常に多く、約400〜1100種類以上の色名が存在すると言われています。...
色

私達の目に映るものは全てに色があります。しかし、その人が感じた色と他の人が感じた色とは微妙に違うと言われています。色を捉える感覚期間である眼であるセンサーが人によって異なれば、その性能も変わって来るでしょうし、眼から信号の捉え方が変われば感じ方も変わります。従って自分が見ている色は普遍のものではなく、極めて自己中心的なものに近いわけです。それでも会話を交わす上で、色を言語にしなければならないので、共通認識を持つように教育されています。話は変わりますが、仏教において色と言うと肉体(物体)を指します。色即是空、空即是色「肉体(物体)は空で...