数学においては、まず基本的に数字がなくては成り立たないでしょう。
英語においては、アルファベットがないと単語が作れなくて、単語がないと文章が成り立ちません。
魂や神の存在は、学問における数字やアルファベットに当たるものだと、ギリシャの哲学者達は考えていたようです。
特にソクラテス、プラトン、アリストテレスは哲学の根源的なるものに、イデア(魂)や神をおいていました。
アルファベットで単語が出来て、単語を組み合わせて文章を作る。
同じく、複数の数字を組み合わせる事で、一定の数字ができ、それを足したり引いたり、掛けたり割ったりする事で、様々な高度な数学が出来上がっていきます。
「魂」とか「神」とか言うものは「真理の中の真理」であるようです。
だから、「数字を証明するとか、アルファベットを証明するとか」と言うことはないように、魂とか神とかを証明するのではなく、そちらの方が前提であって「この世のものが、どのようにつくられたか」を探求して行くのが、「本当の学問の態度」であるように思えます。