企業経営者達の多くが、創業するに当たって「項羽と劉邦」「三国志」は読んでいるのではないでしょうか。
「水滸伝」も有名ですが、こちらは個人戦に近く、経営という面では少し物足りなさを感じるかも知れません。
湯川秀樹さんは「水滸伝」が好きだったようですが、研究者のように個人でやる場合には、梁山泊のような色々と「才能がある人」が集まってくる方が面白く感じたのでしょう。
三国志は日本で言うと、邪馬台国の卑弥呼が登場していた頃の物語ですから、紀元三世紀頃のお話です。
登場人物は3000人を超えているので、これを書いた方は素晴らしく緻密で、頭の良い方だと思います。
3000人を超える人々が、個性を持って活躍する物語なので、「人間学」としても宝庫であると同時に、経営人材や政治人材等の「リーダー学」としても宝物だと考えられます。
ゼロから身をお越し国を創って行く流れ、今で言えば、創業して大企業まで育てて行く流れは「どのようにして国を創って行くのか。どのようにして人材を集め、養成し、国を建てて行くのか」と言う意味での「知力戦」であり、「勇気」や「武力」など色々なものが試されて行くのだと思います。
戦そのものは悲惨なものなので、読んでいて気持ちの良いものではないと思いますが、「知力戦」という面で観れば、現代の企業戦略にも、国際間の外交戦にも十分使える面はあるかと思います。
