中道

中道

ギターなどの弦楽器を演奏していた方ならお分かりになるかと思いますが、弦楽器の弦は張りすぎると切れやすくなり、緩すぎると音が出なくなります。ちょうど良い張り具合で良い音色が奏でられます。人の心も同じ様に、肉体や精神を苛めすぎても悟りを得て幸福に成れず、贅沢な生活に身を置いても完璧には満たされない欲求と「この生活がいつまで続ける事が出来るのか」と言う漠然とした不安感を感じてしまうことがあります。人の生活も弦の張り方と同じ様に、張り過ぎず、緩すぎず、ちょうど中頃の「中道」が心地良いようです。お金が無さすぎても苦しみ、お金があり過ぎても不安を...
正見②

正見②

皆さんは「他人を正しく見ることが出来ていますか?」と問われたら如何でしょう。「大丈夫!私は悪い人には騙されないように人は見極めている。」「これでも人の目利きは出来ている方なので何にも心配はない。」と言う方は多いかと思います。それでは、自分自身に対してはどうでしょうか?自分の強みと弱みは掴んでいるでしょうか?自分と言う人間が、周りの人たちにどの様に見られているかをご存知でしょうか?自分の天命、使命を把握しているでしょうか?正見とは仏教における八正道の一つですが「正しく自分を見ているか?正しく他人を見ているか?」を毎日反省する修行方法です...
存在証明

存在証明

人がその存在を証明できないものほど、大切なものであることが多いようです。いつの時代においても、どんな天才が生まれても、本当に大切なものは、その存在を証明出来ていません。例えば、愛、勇気、叡智、善、優しさ、美、調和、進歩、慈悲、真理、真心、無私、神様…存在証明は出来ないけれど、風のように見えないけれど、確かに存在し、人々に大きな影響を与えるものこそ、真に大切なものが多いと言う事が言えます。私たちが真に大切にしなければならないものも、愛であり、智慧であり、勇気であり、優しさであり、美であります。...
正語①

正語①

自らの良心に恥ずるようなことは喋らなかったか?言葉で他人を傷つけたりしなかったか?智慧や悟りを偽らなかったか?他人を惑わし、自惚れさせたり、仲違いをさせ不安に落とし入れるようなことはしなかったか?など、言葉にまつわる事を反省しなさい!と言うのが「正語」です。言葉は心の発露と言われる通り、良い言葉も悪き言葉も心の想いから表れてきます。言葉は他人を幸せにもしますが、不幸にもします。人間関係に悩む人の大半は、発せられた言葉を心の深くで捉えて離さないために苦しんでいます。だからこそ言葉を発する時は慎重にならなければならないし、常日頃から心を正...
正見①

正見①

お釈迦様が説いた八正道の中でも最重要とされる反省方法です。正しく他人を見ているか?自分自身を正しく評価しているか?正しい人生観や世界観を素直に受け入れているか?こうした事を日々反省しなさい!と弟子達に説いておりました。一人一人の心の中にある「心の鏡」が歪んだり汚れたりすれば、自分の顔も他人の姿もありのままを写しません。従って、正しい判断も出来ません。だから迷い苦しむことが多くなります。だから、心の中の鏡は常に綺麗でなければならないとお釈迦様は教えて下さっております。反省は心の鏡を磨く方法です。歪みを治す方法です。どんなに「感謝は素晴ら...
人生の目的②

人生の目的②

人生の目的の一つとして「他者とのかかわり」があるかと思います。「他の人々や社会との関わりにおいて、自分はどんな役割を果たすことができるのか?」「他者との関わりにおいて自己を知り、互いに影響を与え合う存在として、生きて行くことの大切さを知る」と言う事は、人生にとって大きな目的の一つであると私は考えます。他の人の存在なくして、自分だけでは「自分と言う人間」を知ることは中々難しいのではないでしょうか。考え方や意見が違う人、好きな人や嫌いな人が沢山居てくれるから、その人たちとの比較において、初めて「自分と何者なのか」を理解出来るようになるので...