「お金を儲ける」「蓄財する」「事業を成功させる」ということにも、二面性があります。
お金が有れば自由になることが沢山あります。
人も物も、時間さえも自由になる場合があります。
しかし、お金にアグラをかいた場合、悪に染まることはよくありますし「お金さえ手に入れば良い」と言うことになれば、手段を選ばなくなり、犯罪性のあるものに手を出していくことも考えられます。
そして、それが魂にとっての汚れ、穢れになっていくこともあります。
一方、正当に「人の役に立つ仕事」をし、お金を貯めていく場合には、自制心が必要となってきます。
お金が入ると直ぐに使いたくなる人や、「何ヶ月後にお金が入ってくる」という話を聞いただけで、先に使いたがる人もいます。
それ故に、資本の蓄積は「禁欲の精神」が無いとできません。
「お金を使う」ということは「禁欲の精神」に反するように見えますが、お金を使えるようになるためには、「禁欲の精神」が必要であり、それがないとお金が入ってこないのです。
一方、不動産転がしや、宝くじや保険などで泡銭が入って来ると、身を滅ぼす場合もあります。
住友家や三井家などの資本家は、昔から「家訓」や「家憲」で、「泡銭を追わない」ということを言っているようです。
これは「泡銭を追うと、直ぐに事業を滅ぼし、身を滅ぼすことになる」ということなのでしょう。 
メーカーの会社が不動産に手を出したり、スーパーを経営している会社が土地転がしに参入したりするような、「本道から離れ覇道を追う」ようになると「偽金を作っているようなもの」と言われるのは、そういう事からなのでしょう。