英雄潰し

英雄潰し

司馬遼太郎のような小説家になれば、英雄の気持ちを文章に書けるかも知れませんが、普通の人はなかなか英雄の心理までは到達できません。だから、凡人が歴史小説を書けば、英雄も皆んな凡人になってしまいます。特に「左翼史観」を持っている人たちは、人間の結果平等を求める傾向があるので、歴史上の英雄を否定していく傾向があります。左翼的な考え方を持っている人たちは、「時代の流れや背景によって、たまたま英雄が出てこれるのだ」とか「大勢の力によって、そうなったんだ」とか考えます。そのように、他のものに原因を求めて「個人の力量は僅かな誤差しかない。たまたま偶...
項羽

項羽

漫画キングダムが実写版になったりして、一頃流行っていましたが、その秦の時代の末期に、劉邦と天下を争った英雄が項羽です。年代で言うと紀元前200年ほど前となり、紀元200年頃の三国志の時代とは400年ほど開いています。項羽は、秦の始皇帝の息子、第二皇帝「胡亥」に反旗を翻し、諸侯を糾合しました。圧倒的な戦術と武勇で、秦を撃破し「西楚の覇王」と呼ばれました。その後、数年にわたって劉邦との間で繰り広げられた楚漢戦争の中で、歴史に残る名勝負として「鴻門の会」「彭城の戦い」「滎陽の戦い」「垓下の戦い」など、数多くのエピソードが小説や舞台化され、現...