友達や親友と呼べる人がいない。
家族も親戚もいない。
本音を喋り合う人がいない。
だから、自分はひとりぼっち。
そう思われている方もいらっしゃることでしょう。
確かに、そんな方は側から見ると「ひとりぼっち」のように見えてしまうかも知れません。
よく「人が多い大都会ほど、人は孤独を感じる」という言葉を聞きますが、ここに「ひとりぼっち」を感じるカラクリがあるような気がします。
そもそも無人島に漂流してたどりつき、一人で暮らしていたら、誰から見ても「孤独である」ということが理解しやすいですが、「周りにたくさんの人達がいるのに、孤独を感じるのは何故なのか」を、人はあまり考えようとしません。
何故なら現代では、孤独を感じたら直ぐに、メールや電話をして誰かと繋がることができ、自分の「寂しい」気持ちを紛らわすことが出来るからです。
でもそれは、「思考の一時的な停止」であって、根本的な解決にはなっていないからです。
私たちは、赤ちゃんとしてこの世に生を受けた瞬間から「孤独」です。
一人で生きて行く術を全て与えられて生まれてきますが、一人では生きていけないという矛盾も抱えて生まれてきます。
幼い頃は、親たちに頼り大きくなり、独り立ちしてからは社会に依存して生きていきます。
結局、人は血のつながりでもなく、肉体的な繋がりでもなく、精神的な結びつきを大切にしている生物であると言えます。
だからこそ、心の繋がりを拒絶されたときほど、「寂しさ」の痛みが強く残ります。
その痛みと苦しみは、肉体に負った傷より、病気より大きな苦しみとなります。
「心の繋がりを拒絶された人」が癒される時は、「自分は、この世界にひとりぼっちじゃないんだ。」と強く思えた時です。
私たちはお互いに、強いようで弱い存在なので、こうした「ひとりぼっちを感じている人」を見つけたら、心から寄り添ってあげることが「本当の愛」だということを、過去の偉人賢人たちは色んな方法で教えてくれているのでしょう。
