人間関係は仕事論

人間関係は仕事論

「仕事が辛い。ストレスが多い。」と言うように、仕事が思うように捗らなかったり、能力を超えているように見えるときに、家族に対して八つ当たりが始まったり、部下や周りに当たったりするようになります。「仕事が取り敢えず終われば良い」と言う考え方では、仕事をしていてもつまらないし、自分の満足感にも繋がりにくいでしょう。お医者さんには「納期」と言う考え方は余りありませんので、とにかく延命治療的な事をして、何とか寿命を伸ばそうとします。そうしたお医者さんとは違い、会社で働いている人には、仕事の締め切りがあります。それまでに間に合わなければ、怒られた...
老後の不安

老後の不安

歳を取ってくると「健康の不安」や「経済的な不安」あるいは「孤独への不安」で押し潰されそうになります。特に「経済的な不安」は年金問題にも関わってくるばかりではなく、「孤独への不安」とも関係しているので、より深刻さが増します。2017年に105歳で亡くなられた日野原重明先生は「結局のところ、老後の経済問題は人間関係論になるんだ。若い頃から人間関係作りをしなければいけない。人間関係作りへの手間と時間を惜しんだ人は、老後が孤独だし、経済的な不安を抱えることになる。少子化の中で、子供や孫に助けて貰うと言うことは彼らの負担にもなるし、それが原因で...
捨てる

捨てる

人は誰でも長生きすればするほど「捨てられないもの」が沢山出来てくるようです。もちろん思い出の品や写真もそうですが、友人や知人、親戚や家族と言った人間関係でも言えるでしょう。長年カウンセリングをしていると、「自分の周りの持ち物が溢れかえる方」の8割くらいの方が、人間関係のトラブルを多く抱えている事に気がつきます。「溢れかえるってどの程度の事を言うの?」とご質問されそうですが、週に一回出すゴミの量が、ゴミ袋一袋も無い方の家は大抵、モノが溢れかえっております。もちろん住まわれている方の人数にもよりますので一概には言えませんが、一人暮らしの方...