執筆者 西村 | 2024年09月19日 | 自分史
「男はつらいよ」の中で寅さんは、愛についてこのように答えています。「最初はイイ女だなぁと思う。その次には、話をしたいなぁと思う。その次には、もうちょっと長く側にいたになぁ思う。そのうち、なんか気分が柔らかくなってさ。あゝこの人を幸せにしたいなぁと思う。この人のためだったら命なんかいらない。もう俺死んじゃってもいいと思う。それが愛ってもんじゃないのかい?」この場面を観ていて、なんだか涙が出て来てしまいました。「そうそう、そんな素朴に人を愛していたんだよなぁ・・・」寅さんの言う愛を忘れてしまった自分に、涙が出てしまったのかも知れません。皆...
執筆者 西村 | 2024年07月22日 | カウンセリング
私達は今までの人生の中で、沢山の嫌な人に出会い、多くの愛すべき人達にも出逢って、こうして生きています。でも「あなたはどれだけの人を愛したでしょう?」「あなたはどれだけの人を憎んできたでしょう?」と訊かれたら、私は明確に答えられません。「多分憎んでいる人よりは愛している人の方が多い」と答えるかもしれません。それほど単純な話ではないかもしれませんが、愛した人の人数から憎んだ人の数を引いた時に、プラスであれば幸せな人生だった言えるのではないでしょうか。もしマイナスであったならば、これから愛する人を増やして行けば良いでしょう。愛した人の数が憎...
執筆者 西村 | 2024年06月30日 | カウンセリング, 雑記帳
お金儲けが上手な人もいれば、多くの人から愛される人もいます。お金を集める事が上手な人がお金持ちになり、人の愛を集めることが上手な人が愛される人となります。では、どうしたら人の愛を集めることが上手になれるのでしょう?お金は、働けば収入が増えていくのが自然です。時給で働いている人ならば、他人が8時間働くところを10時間、12時間働けば、普通は収入が増えるはずです。それでは、愛はどうでしょう。愛は他人に与えれば与えるほど、自分が愛される人となるようです。他人の事が大嫌いで、人に愛される人はいません。ここがお金の集め方と愛の集め方の大きな違い...
執筆者 西村 | 2023年11月10日 | カウンセリング
「心」は目には見えないけれど「心遣い」はその人の言動に現れてきます。「思い」も見えないけれど「思いやり」は、その人の優しさがじんわりと伝わってきます。「愛する」気持ちも伝わり難いこともあるけれど「あなたが愛しい」と言う気持ちは、笑顔や言葉に出てきます。優しい想いも、温かい心も、その人の言動や姿形や仕草などに現れてきます。ですから憎しみや妬み、愚痴や不平不満のマイナス的思いも外側に出てきてしまいます。病気も自分の思いが作り出している現象である事を身をもって知っていたから、昔の人は「病は氣から」と言ってきたのでしょう。...
執筆者 西村 | 2023年09月11日 | カウンセリング
「好き」と「愛」は同じでしょうか?違うものなのでしょうか?私は人に対する好意と愛は明らかに違うものだと考えております。「好き」には様々な好意が含まれています。「あなたの優しさが好き」「あなたの気遣いが好き」「あなたの声、あなたの姿形が好き」好きには部分的な好意が込められている気がします。しかし「愛」となると、もっと包括的な形に変化していくようです。「あなたの良い所も悪い所も愛している」「あなたの全てを愛している」好きな人には愛を求めない時もありますが、愛する人には愛されたいと想う…それほど「好き」と「愛している」の間にはある種の隔たり...