病気には大きく分けて2種類があると言います。
一つは「他人にうつる病気」
これは、病原菌など外部からの異物や要因によって起こる病気です。
例えば、インフルエンザや結核や赤痢など、菌類などが身体の中に入る事で、それを駆逐できなかった時に発病します。
もう一つは「うつらない病気」
例えば、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の事などを言います。
言い換えると「内から出る病気」です。
この2種類の病気をみた時に治りやすいのは、どちらの病気でしょうか?
皆様がお考えになった通り、「うつる病気」の方が治すことが出来ます。
「うつる病気」は外部要因が殆どなので、その要因を除去あるいは駆逐すれば、その病気は快方に向かいます。
しかし「うつらない病気」は、身体の内部から起きたことが原因なので、完璧に治すことが難しいとされています。
もっとも、若い人は免疫力や自然治癒力が強いので、内部的要因を取り除けば治り易いのですが、歳を取ってくると自然治癒力も衰えて「うつらない病気」は治せないと言うことになり易くなってしまいます。
しかしながら、こうした現象も「花が咲いて種子が実り、段々と枯れて行く」と言う「自然の摂理の結果」だと思えば、「老化だから仕方がない」と諦めもついたりします。
「いやいや、私は長生きしたいんじゃ!」と言う方のために、治りにくいとは云いながらも「糖尿病専門医」とか「透析専門医」とか、専門的なお医者さんが存在しています。