お墓がある意味

お墓がある意味

ある人が「皆が皆、お墓を建てていたら、地球上がやがてはお墓だらけになっちゃう。だから野山や海に骨を撒いたり、自然葬が良いんだ。」と仰っていました。確かにお墓は、そう簡単に移動したり無くしたり出来ないので、増えていく一方であることは間違いないでしょう。しかし、色んなお墓が何千年前から存在するように、やはり必要性があって、今もその風習が続いているのです。西洋、東洋において姿形は色々と違うものの、お墓には一種の「アンテナ」のような役割があります。要するに、お墓参りをするなり位牌を祀るなり、そうした供養のスタイルを取ることによって、亡くなった...
慈眼

慈眼

「和顔愛語(わがんあいご)」という言葉を、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。「和顔」とは「優しい顔のこと。柔和で安らいだ顔」のことを言います。「愛語」とは「愛のある優しい言葉」のことです。歳を取るごとに、この和顔愛語が大切だと皆様も感じ事が多くなるかと思います。心の中に、他人に対する優しさがないと、顔に出てきます。相手のことを良く思っていないと、言葉に出てきてしまいます。「私は長年の人生経験で、その辺は相手に知られないように、対応できる腹芸が得意だから大丈夫!」という方を時々見受けますが、「いやいや、しっかり顔と言葉に出てま...
あの世のパスポート

あの世のパスポート

仏教には「喜捨(きしゃ)」という言葉があります。これは「喜んで捨てる」という事ですが、「布施(ふせ)」と同じことを言っています。布施とは「仏教において、他者に利益や安らぎを与える『施し(ほどこし)』のこと」です。悟りに至るための修行(六波羅蜜)の一つとされ、「執着心を捨てて、他者のために尽くす行為」を指します。こうした尊い行為は、やがては自分に返ってくると、お釈迦様を説いていました。どういう風に返ってくるかと言うと、布施や喜捨をした場合、「あの世のパスポート」といわれる「あなたの履歴書」に、そうした尊い行為が記されていきます。そのパス...
全ては良くなる

全ては良くなる

人は段々と歳を取るごとに、気になることが増えていきます。家や家族や友人のこと、会社のこと、地域のことなど、たくさんの執着が増えていきます。そうした執着が、この世を旅立つ時に重荷となります。「三途の川」のお話を聞いたことがある方にはお分かりになると思いますが、川を渡る時に執着が身体に着いたオモリのようになって、自分自身を川の中に沈めていきます。あまりに重い場合は、そのまま地獄と言われるところに堕ちていくと言われてます。ですから、執着は早めに断つ方が良いのですが、どうしたら良いのか分からないのが現実かと思います。執着を断つための方法は、先...
立ち直る速さ

立ち直る速さ

誰の人生も、良いことばかりある人生ではないので、他人に負けたり、自分に負けたりしてしまうものです。だから、人は「負けない強さ」を手に入れようと、心と身体を鍛えようとします。しかし、鍛えても鍛えても、鍛えた以上の苦しみや悲しみがやってくると、クシャッとなってしまう自分がいます。人生に本当に必要なことは、「負けない強さ」より「立ち直る速さ」が大切であることが、歳を取るごとに分かってきます。立ち直る人は、どんなに辛くても、「また何とか生きてやる」という気持ちを自分で創ることができます。こうして自家発電が出来ている人は、真の意味で「強い人」と...